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応募作品

増井 信章

個人

部門
フリー
カテゴリー
フューチャーデザイン
作品名
エレファントバッグ
キャプション
1枚の山羊丸革で作った旅行鞄
原皮の形状活かしたデザイン
サイズ(cm)
H38 × W60 × D15
販売サイト
 

作品コンセプト

裁断ロス抑えインパクトあるサイズの革鞄制作目指す中、通常の型紙作成抜きで、直接丸革原皮でダミーの荷物風呂敷の様に包む方法で、新たなデザインを模索。原皮の山羊丸革の特徴ある革端の形状も皺もそのまま使用。袋状の鞄機能確保し、不要な裁断端切れは縫い合せ見返しパーツ等に用い最終不足のパーツは複数の端革ストックを使い制作。作品は1枚の丸革で組んだ主荷室と袋状の被せ荷室との繋がる大小2個の革袋で構成され共革ハンドル、縫い付けた鞄上端内部のフレームにバッグを二つ折りで被せた仕様。主荷室には前後3個の、被せ内側には2個のポケットで収納容量確保。山羊革頭部そのまま表フラップで使用、外観からエレファント鞄と命名。

日本の皮革素材を活用した新しい価値の創造、テーマ性、時代性について

量産を考慮せず1点物の皮革作品趣味で制作する中で生まれた作品。昨今のサステナブルやエコの流れで自然素材の革に対する社会の認知に違和感を感じる一個人作家ですが、先日大阪で民芸の農覧会訪ね、アイテムこそ異なりますが、古の作家が作った個々の作品の力強さに感銘受けました。当然1枚1枚異なる状態の自然素材使う皮革作品ゆえ新たな価値の創造目指すなら、あえて量産無視した
物作りも一つの答えではないかと考えます。