藍染の深い青が革カバンに新たな息吹を与えます。伝統的な藍染の染料を革用に改良し、独特の風合いと深みある色合いを実現しました。型押し技術を駆使して、ジーンズの風合いを革上に再現。細部までこだわった緻密な模様が、カジュアルでありながらも洗練された雰囲気を演出します。さらに、革を破き、ヤスリなどで削ることで経年変化を感じさせるダメージ加工を施しました。時を重ねるごとに深まる風合いは、その持ち主の物語を革に刻み込むでしょう。オールレザーのデザインは、高級感と耐久性を兼ね備え、多様なシーンに対応します。革新的なアプローチで融合されたこれらの要素は、ただのカバンではなく、個性とアートが融合した作品です。
本来革の切れ目の端にはニスを施しほつれや破れを防止するのが一般的です。しかしニスなどが経年劣化等で剥がれると見栄えがわるくなり修理を行う必要性がでてきます。この作品は、そういった問題を解決できないかをもとに製作を行いました。革の端を破くことでニスを塗らず、ヤスリなどで先にダメージをつけることで小さな傷を目立ちにくさせるなどで、使用者が少しでも長くかつ自然な風合いを保ったまま持ち続けることができます