Jabaraは、小物を頬張る革の生命体です。折り目の付けやすい折り革に3次元的な蛇腹折りを用いることで、アルマジロやダンゴムシのような生物的な造形と、両端を握るだけで開閉ができる機能を実現しました。
完全に包み込んだ状態だと鱗がたち、外界に威嚇するような姿になりますが、両端をそっと握ってあげると鱗が落ち着き、外界を受け入れる穏やかな姿になります。このように何度も触れていると、次第にJabaraが自分に懐いてきたような感覚を覚えます。
小物入れにおいて当たり前の行為である「開閉」に生物的な見た目や動きを取り入れることによって、生命体として手なづけていく新たな関わり方を提供するプロダクトです。