「創作の無限の可能性」をコンセプトに絵の具チューブ型のカバンを製作しました。絵の具とは、イラストやポスターの制作において欠かせないもので、同時に創作意欲を掻き立てるものでもあります。それをカバンにすることで、自分だけではなく、周りの人の創作意欲にも働きかけられる面白いものになるのではないかと考えました。
形については、巻くことによってサイズ調整ができ、蓋部分に小物を収納できるスペースを作っています。実際の絵の具チューブの形状に基づいて設計し、デザイン性と利便性の両立を目指しました。
絵の具チューブにした理由は、絵の具は創作における無限の可能性を表し、その色が多様な個性を表すものだと考えたからです。
大勢の人が同じ絵の具を使って描いても、同じ絵を生み出すことはできません。自分を表現する手段として私は絵の具チューブを連想したため、このカバンの制作に至りました。
またカバンに用いた水色は、私が絵の具で作った好みの色で、この色を唯一無二の個性として捉えることで、自己表現を行いました。