また、革という素材の可能性をもっと広くできないかという観点から、今回の作品にいたりました。
部屋用のアロマディフューザーは、竹スティックをさして使用するものが多く、
インテリアとして幅があまりないところを、革をつかって様々な形を表現できるのではと
考えました。今回は香りと連想しやすくするため、バラの形にしました。
芳香剤を吸い上げ、革に染み込むうちに、徐々に美しいグラデーションが展開し、
香りだけでなくビジュアル的にも楽しめるようになっております。
長く使用することができること、そしてハギレや床面など廃棄されやすい材料でも
簡単に作ることができ、材料の有効活用ができる作品です。
また、革の新しい使い方の一つになると感じております。