井戸田 和之
株式会社村瀬鞄行
藍染のワニ革を主素材に、牛ヌメ革、アメ豚革等を使用して葛飾北斎の富嶽三十六景をランドセルに描きました。伝統的な手縫いから現代の技術であるレーザーカットまで幅広い技法を使ってコラージュで表現しています。多様な素材、多様な技法を織り交ぜながら浮世絵を描くことで、様々な価値観が入り混じりながらも調和して形を成している今現在の“浮世”を表しています。今後子供たちが背負うこの複雑な社会が、辛く苦しい“憂き世”ではなく、楽しく元気に暮らせる“浮世”でありますように。