Footbed(中敷)+Tokoleather(床革)=”Footoko”
「中敷と栃木レザー(床革)との相性半端なくエエやん」
ふと閃いた床革活用法。
栃木レザーは長い時間かけピット層で鞣されるので繊維が密で革に安定性があり、油分もたくさん含んでいるため屈曲にも強いのが特徴です。
またしっかりタンニンの染み込んだ床革は中敷に必要な耐久性や吸湿性・放湿性も兼ね備えています。
こういった栃木レザー(床革)の特徴を活かすには凹凸のない中敷より安定性や耐久性の必要な矯正型中敷が最適ではないかと考えました。
革の成型には真空成型機を使用し立体に成型。自分の足に合ったアーチサポートの中敷を製作しました。
今回製作したFootokoは全てのパーツで栃木レザーの床革を使用し、接着剤もノントルエンのものを使用して環境への負荷を最小限に抑えています。
一般的に同タイプの中敷き製作時は熱可塑性の芯材や素材を用いる為、環境への負荷が大きいことが問題です。
銀面側無加工の床革はなかなか脚光を浴びない素材ですが、銀面無い方が重宝される中敷きはとてもサスティナブルに活用可能です。