応募作品

伊藤 繭子

LIRAY

部門
バッグ
カテゴリー
ベストプロダクト
作品名
修理しやすい鞄
サイズ(cm)
H30 × W27 × D10
販売サイト
 

作品コンセプト

デザインしたのは未来の姿。
経年変化により深みが増す。壊れたら直す。ライフスタイルに合わせ染め替える。持つ人と共にストーリーを紡ぐ。革が持つ可能性はいつも私たちを驚かせてくれる。
革製品の修理屋LIRAY。
“修理しやすい鞄”を目標に掲げ、これまでお預かりさせていただいたお客様のバッグの様子を思い浮かべて様々な仕掛けを施した。
汚れや傷はマイナスイメージである一方、革の種類や質感によってはプラスに大きく転じる場合もある。そして“修理のしやすさ”とは誰にでも直すことができたり、革へのダメージを最小限に抑え長年愛用出来る、という方向に繋がっていくと思う。この鞄に未来への想いをつめ込んだ。

審査員長特別賞(持続可能なデザイン)参加作品

“修理しやすい鞄”
サーキュラーエコノミーの観点からこの作品を考えた。強度は保ちつつ構造はシンプルに。
作りが複雑となってしまう金具の使用を避け、経年使用により破れやすくなる細かいミシン目をなくした。愛用していく中でショルダーを追加したり、必要であればミシンかけも可能である。また染色することで新たな表情に生まれ変わる。革だからこそ、ライフスタイルの変化に対応できることをもっと知ってほしい。