不思議の国のアリスの兎は、来年の兎年が幸せな年になるよう願っていた。幸せになるには何が大切か探し、時計を見ながら焦っていた。すると幸せそうな兎に出会った。アイドルを目指す小さな白兎は「マジックショーの仕事を貰えた。ギャラが貰えるので年が越せる。来年は憧れのステージに出られるかも」と言って微笑んだ。すると今度は、幸せそうなイナバの白兎に出会った。「ワニに皮をむかれ、寒くて困っていると、姫路の優しい革屋さんが上等な革をくれた。これで暖かく新しい年を迎えられる」と言って微笑んだ。アリスの兎は考えた「幸せは、優しさと憧れと、少しのお金」、早く皆に伝えないと。3匹の兎は兎年に間に合った。