現代の靴の意匠には様々な目的や意図があります。
その中で、Uチップデザインの定番になりつつあるスキンステッチ。
一見なんの目的も成さない意匠を、独自の解釈でルーツを探ってみました。
凹凸で外部の損傷や衝撃からステッチを守る堅牢なデザインではないかと考え、擦り切れそうな箇所にスキンステッチを施しています。
草木をものともせず走破する猪が、コンセプトによくマッチいると思い、甲革には革繊維が密で傷に強いとされている猪革を使用しています。
広島で害獣駆除された猪のジビエレザーを甲革に使用しています。
農作物被害から私たちの生活を守ってくださる猟師の方々に、少しでも活動の手助けになればと思い製作しました。
また、気候変動の原因の一つともされている家畜の副産物以外の選択肢も、今後増えていけば牛肉消費量が変化してもより良いモノづくりを継続していけると感じています。