応募作品

長井 渉

wataru.N

部門
フットウェア
カテゴリー
ベストプロダクト
作品名
HYBRID
靴のサイズ(cm)
23
販売サイト
 

作品コンセプト

『都会的であり野生的な一面』をテーマに相反するものを融合させた
[HYBRID]をコンセプトとしました。

近年北海道に生息する蝦夷鹿は様々な理由により増加傾向にあり、
害獣として駆除した後の処理も問題となっています。
肉は食肉として
角はペットのおもちゃとして
皮は鞣して革へ
そして一足の靴へと変化を遂げます。

牛革と違い野生動物のため傷の多い部分もありますが、北海道で持続的に獲れる
唯一無二の蝦夷鹿革をアッパーに使用し
オックスフォード木型をベースにバルモラル(内羽根式)のパターンと
スニーカーのパターンを融合させた都会的な一足です。

審査員長特別賞(持続可能なデザイン)参加作品

北海道における蝦夷鹿の農業被害は年間40億円以上と言われ、年間13万頭前後を駆除しています。
しかし年々頭数は増え、反対にハンターの減少 高齢化が進んでおり
「待ったなし」の状態です。人と鹿が共存する上で
近年では食肉の副産物として出た皮を鞣してレザーとしての活用が注目されています。

本州の鹿よりも大判で取れる蝦夷鹿革は
今後日本において唯一無二の持続可能なレザーとなるでしょう。