工程のミニマリズムと言う個人の考えを落とし込んだ作品。ミニマリズムと言う思想によって作られてきた物はたくさんあるがその形を作る工程は果たしてミニマルと言えるにだろうか。工程をミニマルにしていく事で見える形があるのでは無いだろうか。今回の作品はそんな自分なりの考えを形に落とし込んだ物。革の水に浸けると柔軟性を持ち、そこから乾燥すると硬化すると言う特性を活かしたトレー。受け皿の部分が骨の役割をしており、構造的にも強い形状になっている。糸などを一切使わず成形と乾燥のみの最小限の工数で作れることを目指した。