日本の家のみならず、
世界のどの家、どの部屋にも馴染みやすくなるようにデザインしました。
通常、風鈴は「リーンリーン」と涼やかな音色を立てますが、
革風鈴は革が柔らかくなるにつれて、笠の部分が閉じ始め、小さく音を奏でます。
それは「キュキュッ」という音なのか、
「ギシギシ」という音なのかは、耳を澄まさないと聴こえません。
忙しない日常に、耳を澄ませる瞬間を取り入れたいという思いから革風鈴を作りました。
「使い始めはこの色だった」
「革が柔らかくなってきたね」
と、時を超えて、世代を超えて愛されるデザインにしました。
今の時代は、いつでもすぐに買い替えることが可能ですが、革の味を楽しんで愛してもらえるようになるには、長い時期をかけて培っていくものだと思います。
永く愛され続けることによって、持続可能なものが生まれると思い、この製品を作りました。