「SDGsを取り入れた、誰もが持てるバッグを作りたい」をコンセプトに、障がいをお持ちの方々と一緒に作れるように、出来るだけシンプルで且つインパクトのあるオリジナルなバッグにしたいと考えました。バッグ本体はA5サイズマチ付きで、地元兵庫県姫路産の本革を使用し、サイドの縫い目はこれまで取り組んできた平縫いで、糸の色合わせによりさまざまな印象に仕上げます。チェーン状パーツ部分は革の端切れを利用し、型抜きして張り合わすことで素材を無駄なく簡単にしました。ストラップ部分は、ネクタイの取り替えや長さの調節を可能にし、ファッションの一部として色柄アクセントを愉しむ新しいバッグとして提案しています。
このバッグのポイントであるストラップ部分は、革の端切れとリユースのネクタイで構成されています。端切れを型抜きして使用することで、利用者様と一緒に組み合わせを考え、寄贈いただいたネクタイを取り付けることで、さらにバッグの表情が変わり、ワクワク楽しみながら製作しました。
また、ネクタイを使用することにより、軽量で肌あたりが柔らかく持ちやすいバッグとなりました。