応募作品

椎名 賢

Ken Shiina Design Laboratory

部門
バッグ
カテゴリー
ベストプロダクト
作品名
Mirror Edge Back Pack
サイズ(cm)
H46 × W32 × D20
販売サイト
 

作品コンセプト

「薬品屋」という職種が、製革業の中に存在するのをご存知でしょうか。
タンナーさんが鞣しや仕上げなどに必要な薬品を用意し、レシピを考案することが仕事です。製革の知識が豊富で薬品屋さんなくしては革は製品にならない、まさに縁の下の力持ちです。
私は、製作の拠点を置く革のまち・姫路で薬品屋さんに出会い、様々なことを教わりました。
この度の作品は、一般的には引き立て役でしかないコバを主役となるように全面に押し出した設計です。
6ミリの厚みのコバを漆芸のように塗っては磨き、塗っては磨きを繰り返して、文字が映る程の鏡面仕上げにしました。
薬品屋さんの協力によって生まれたコバの処理です。